早ければ5日、Daumへの朝中東ニュース供給が中断される (ハンギョレ、7月3日の報道)
ありがとう、朝中東。 半世紀も売国奴をしていたお前らが、 初めて国民のためになることをしてくれた。 もともと悪人は死に際に 1回だけ善行をするというが… さらばだ… » 朝中東がDaumにニュース供給を中断するということが知られ、ネチズンが作ったイメージ 朝鮮日報、中央日報、東亜日報(以下朝中東)がポータルサイト「Daum」にニュース供給を中断すると知られると、ネチズンは「私達からすると、特に不満はない」と立場を表明した。 米産牛肉輸入問題で李明博政府が国民の支持を失くす中、政府と一緒に支持を失くさない言論がある。それが朝中東。これら言論はネチズンたちに「ゴミ言論」だといわれ続け、毎晩シールと落書きテロを受けるだけでなく、朝中東広告下ろし運動によって損失を受けたりもした。特にこんな運動はポータルサイトDaumで主に行われ、朝中東のニュース供給中断もこれに関連すると見られる。 事実、先月の23日、朝鮮日報は自社の広告企業らに対するネチズン達の抗議とボイコットが減る気味を見せないと、Daum側に「広告妨害を主導する'朝中東廃刊国民キャンペーンカフェ'の閉鎖もしくは接近制限の措置を取ってくれ」と要請する公文を送っていた。 しかしネチズン達は朝中東のニュース供給中断措置について「不満はない。むしろ私達は歓迎する」という反応を見せ「Daum救助運動」を広げている。 韓国で最も大きい新聞社の朝中東の記事がDaumに供給されないのに、ネチズン達は歓迎する?どうしてだろうか? ネチズン達はまず政権が変わりながら、これら言論が狂牛病牛肉に対する立場を一瞬で変えたと解釈している。ノムヒョン政権の時には狂牛病牛肉が危険だと記事を書いたこれら言論が、政権が変わった今は安全だという記事を送ることが疑問視されたりもした。 この他にもネチズン達はこれら言論の報道を例にあげ「親日言論」だとも主張した。実際にネチズン'チャムイスル'が見つけた資料によると去る2005年のデジタル朝鮮日報英文版で東海を'‘Sea of Japan’だと表記していた。 ネチズン達はニュース供給中断措置をむしろ歓迎した。ID:eastcityは「インターネット記事は各新聞社ウェブサイトに入って見るわけではなく、ポータルサイトに記載されたものを読む場合が多いため、Daumに記事を載せない場合、新聞社はむしろ損をする」という意見を伝えた。 「朝中東っぽい」 (京郷新聞7月4日紙面のコラムの一つ。原文) 朝鮮・中央・東亜日報の3個新聞社が7日0時からダウムコミュニケーションのニュースポータル、「メディアダウム」にこれ以上自社のニュースを供給しないというEメール公文を送った。全面供給中断までまだ何日か残っているため、劇的な妥協も期待できるが、可能性は希薄に思える。朝・中・東はNaver、Dreamwizなどのほかのポータルを除き、Daum1箇所だけに対して供給を中断することにした。これはポータルと新聞側の葛藤ではないということだ。結局ろうそくデモの舞台である「アゴラ(訳注:Daum内の討論掲示板)」を中心として展開された購読拒否と広告不買運動が原因だと明かしたようなものだ。 証券市場はこれを災厄だと判断し、Daumの株価は下がる流れとなった。しかしDaumはどうすることもできない状況だ。妥協すれば非難が心配、放っておくと相当量のコンテンツをなくすことになるからだ。しかし今から心配する必要はなさそうだ。私達は似たような事例をすでに経験したことがある。 2004年7月、HitelとHanmirを統合したKTHパランドットコムはスポーツ新聞5個社の芸能・スポーツコンテンツを独占契約した。既存情報利用料の10倍に近い各社ごとの月1億ウォンの破格独占契約は、新規ポータルにユーザーを呼び寄せるためのマーケティングだったが、思うようにはならなかった。隙を狙った中小企業が多数登場し、代替コンテンツを提供し、たった1年ぶりに独占契約は破棄された。当時の関係者達は「期待と違って独占によりメディア影響力が減り、読者との疎通に問題が出来た」と述べた。 朝・中・東のアナログ的な権威は既に崩れている。ある一方の立場を偏向報道し、メディアであることを放棄したまま権力化する姿に幻滅を感じた読者達は、とっくの昔にデジタルへ走り、隠れた真実を探すことでバランスを取っている。伝統的な読者層は堅くて多いかも知れないが、このような歪曲と談合はデジタル世代の徹底的な無視を招くだけだ。広告中断圧迫によって危機になっているのでお前らもやられてみろという態度は稚拙な報復、それ以上でもそれ以下でもないからだ。ただのポータル一つに供給しないことが何の問題になるかという迂闊な判断が呼び寄せる結果をしっかり予想しているのかが気になる。 ろうそくデモは伝統メディアが深刻な危機の頂点に直面したことを見せてくれる。生々しい現場の様子を文章・写真・動画で転送しあうブログは、真の1人メディアにまで成長し、不完全な記事は双方向疎通を通じて修正・補完され、リアルタイムアップデートがなされている。マークブリクスは「ジャーナリズム2.0、どう生き、どう繁栄するか」で「説教を減らし、対話のように新しい情報消費階層の新しいパラダイムに飛び込め」と助言している。 正論直筆、ニュース情報の公正性と客観性、中立性を最優先の価値だと明かした、今年の4月4日に韓国新聞協会が発表した「私達の誓い」のインクが乾いてもいないうちに、朝中東の廃刊を主張する市民達の主張を積極的に立証する一歩を自ら踏み出す姿は哀れにさえ思える。 「ノムヒョンっぽい(期待を裏切り、失望を与えるところがある)」という新造語の登場を苦々しく受け入れるしかなかった国民達に、「朝中東っぽい(現実を省みず、結局は最悪の手を打ってしまう)」という言葉が追加されるかどうかを見守ってみよう。<グァクドンスKCU韓国サイバー大学教授・コンピューター情報通信学>
by no_kirai
| 2008-07-05 12:38
| 朝中東と韓国言論
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