ノムヒョンのジレンマへの反応から。 _______________________________________________ パクヨンチャとノムヒョンは昔から知り合いだということです。親しい間柄ならば、たとえ職務と関連があっても、ないと見るのが判例の立場です。(大法院 判例 2001도3579) 検察が言論プレイで得ようとしたものの中には、2人の間の軋轢を作り、裁判部に2人の関係を私的な親しみではなく利益のためのものだと解釈させようとする意図もあっただろうと考えられます。 _______________________________________________ あなたの文章の要点には特に不満がない。 不満があろところは、「グォンヤンスク女史の有罪」を前提としているところだ。 これは礼儀でもないし、常識でもない。 1.グォンヤンスク女史は公務員でないので、そもそも賄賂罪の起訴対象になりえない。グォンヤンスク女史の罪が成立するには、まずはノムヒョン大統領の賄賂収受を成立させてから、それにつづく従犯としての成立が可能になる。 2.金が賄賂だという主張は検察側とパクヨンチャ会長のものだ。証拠はパクヨンチャ会長の証言だけだが、パクヨンチャ会長は、その証言だけでも刑罰を減らせる効果を得られるので、証言の信憑性が低く、証拠に選ばれない可能性も十分にある。グォンヤンスク女史は借りた金だと主張するし、亡くなったノムヒョン大統領は知らなかったと主張するので、検察側に代価性を立証する必要が生じるが、退任直前に受け取った金(または賄賂)への代価性立証は不可能だし、また、検察は投資資金からも、投資金以上の意味を見つけられなかった。 3.故ノムヒョン前大統領、グォンヤンスク女史、どちらも無罪判決にしかならない。そのために、言論プレイによる道徳性崩しで、ノムヒョンを圧迫した(以下は書き手と同じ考えだが)と見るのが理にかなっている。無罪を立証するまでの間、とてつもない精神的ダメージを受けることになる。民主陣営も、崖っぷちに追いやられる。 公職者の家族が受け取ったのも賄賂罪が適用するだと?知ったかぶりはよしてくれ。 それは言論が話している包括的賄賂罪だが、それすらも代価性がないと成立しない。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ この方が提示した'前提'というものは、あくまでも'検察の主張'を土台にして話しているのだと思われます。 検察の、検察による、検察のための前提なわけです。 その前提に則り、彼らがどんなふうにノ大統領を圧迫していったかを話したのだと思われます。 '前提が間違っている'という考えは置いといて、賄賂などの単語に興奮しないで、冷静に読み進めてください。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 経済学的な観点から説明されたのは認めますが 法的な部分では事実と違った説明をなさったようです 今の悲しい状況でこのような事実に文句を言うのも不謹慎だと思いますが 投稿された文章に、事実と違う部分があるので捕捉させていただきます ノ統が知らないで通した場合、ノ統も無罪、家族も無罪です。 しかし、ノ統が知っていたと仰れば、ノ統も有罪、その家族も有罪になり得ます。 つまり、この場合、ノ統は包括的賄賂罪の正犯になるい、その家族は賄賂罪の共犯になります。 この二つの選択肢になるわけです。 お書きになった文章のような、ノ統が知らない場合も家族だけの賄賂罪が成立することはありません。 賄賂罪は公務員などの身分を持つ者だけに犯せる罪だからです そのような犯罪の成立には、まず犯罪の故意が必要ですが その故意には事実の認識と意思が必要です つまりノ統に賄賂に対する故意が成立する場合にも、賄賂罪の是非を問いただすことができるし それでノ統の賄賂罪が成立しなければ それに基づく共犯として(つまり賄賂収受の手段として)その家族の共犯の是非も 問いただすことができるようになるのです 清廉さが自慢だったノ統が周りの人々の収受行為(?)を容認したはずがないので ノ統の知りえなかった中で、金を受け取っただろうと私は考えています (もちろん、家族の金銭借用や、親戚の投資金留置などは、それ自体では犯罪行為になりえません) そのため、ノ統は知らなかったと言ったのだし ただ、そのような事実の否定が、信憑性のないものとして、国民に見られる可能性について 恥ずかしく思われ、悩まれたのです。 一方、検察はパクヨンチャの陳述だけでなく、関係のある当事者すべての陳述に、公平な重きをおいて扱わなければならないのに、自分たちの目的に符合するパクヨンチャの陳述だけを根拠にして捜査を進め、これを言論に立証された事実であるように公表しました。このような刑事切磋上の間違いを指摘しようとする言論の努力はなかったし、このような事情に踏み込んでまでノ統を支持しようとする国民もほとんどいませんでした。ただ、根拠もなく意気揚々な検察の起訴云々しかなく、ノ統は世の中から見捨てられ、孤立し、無力で不道徳な、独り者になっていました。しかし、あの方は岩の上で死を見つめたときでさえ、人々を見ていたのです。 今から責任の是非を問いただすには、悲しみが大きすぎるのです。ちなみに対質の機会をなぜ活用できなかったといわれる方々がいるので書きますが、パクヨンチャは検察の側に陥っていましたし、対質でノ統がどんな攻撃と防御をするかによって、パクヨンチャの次の陳述を容易く弄れるのが検察です。ノ統は検察が見ている前での対質勝負よりも、法廷での攻防が重要だと考えていました。対質云々はやめていただきたいと思います。
by no_kirai
| 2009-06-12 14:04
|
タグ
個人ブログの書き込み
朝中東
韓国の言論
2MB
ろうそくの現場
ろうそく集会を語る
ハンナラ党
盧武鉉
用語解説
笑えない話
ろうそくの裏側
民主主義
牛肉協商
経済
インタビュー
狂牛病と米産牛肉
金大中
デモと市庁広場
独島
転載ではない
以前の記事
2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||