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ロウソクはなぜ未完なのか (ハンギョレ、8月14日)

-前略-ろうそく100日が生んだ最高の果実は’ろうそく市民’の誕生だ。この点について座談者たちの意見の違いがなかった。「たとえばロウソクに参加してみた’乳母車部隊’の女性たちがこれからロウソクの前のように生きられるだろうか。彼らはすでに世の中に対して不便になっている。啓蒙と覚醒を成し遂げた個人の誕生は社会発展の重要な動力だ。」キムホギ教授の分析だ。

キムミンヨン処長も「共同行動で世の中が変わるということを知った覚醒した市民たちが登場し、これを背景に新しい形の社会運動組織が出現するはず」だと話した。ジャンソクジュンチーム長は「インターネット疎通を通じて情報と知識を得て決意を引き出した’慣れない行動の仕方’はこれからも続くはずで、この過程で今回のロウソクより更に明確な代案を持つ運動が生じる可能性が充分にある」と話した。










しかしその次からロウソクはとまる。ロウソク市民は誕生したが、彼らを入れる組織的な器はなかった。「イミョンバク政府の強硬対応を見ながら、ロウソク市民たちを政治的に代弁する勢力がないとき、どれだけ無力になるかを切実に感じた。」キム教授の回顧だ。「市民社会の集団知性が表現する政治的熱望をしっかり実現する政治勢力が必要だ。」

’ろうそく政治勢力’の不在はろうそく集会の様相まで規定した。それは全く新しいものだったが、過去の古いものでもあった。「ろうそく集会さえソウルのすべての人を動因して参加させる方式を抜けきれなかった。」ジャンチーム長の話だ。「インターネットコミュニティからの参加が多かったというが、深読みすると地域生活世界で疎通の空間がないからオンラインカフェが発展した側面がある。」

生活イシューを表現・疎通する方法が多くないためオンライン参加が活性化したが、これをオフラインで代弁してくれる政治勢力は相変わらずなく、そのために街に出てくるとソウル中心の大規模集会を開いただけで、生活領域の革新には至らなかったというのだ。その結果、日常での食べ物・教育・民営化などの生活イシューは相変わらず未完として残っていると座談者たちは評価した。

既存の市民運動と進歩政党はこの点で強力な挑戦にあっている。ろうそくの要求に答えられなかったからだ。市民運動化のキム処長と進歩政党に身を置いているジャンチーム長はどちらも危機意識を吐露した。「変わるべきだというメッセージをもっとも強く受けた最初の対象が進歩政党で、その次が労働運動で、三つ目が市民社会だ。破壊的な革新が必要だ。」(ジャンソクジュン)「市民運動は新しい現象の前で古い運動に転落するか、変化の流れに乗り自ら変身するかの岐路に立たされた。」(キムミンヨン)

彼らがロウソク100日のすべてを肯定するわけではない。ろうそく市民たちが’生活政治の全面化’を掲げてきたが、その核心議題を逃したという指摘も出た。「非正規職問題はろうそく集会で提議された色んな議題に比べてないに等しかった」とジャンチーム長は指摘した。その背景にはいわゆる’進歩勢力’と’改革勢力’の間に超えることが困難な亀裂が存在するというのが彼の判断だ。これに関連してソウル市教育監選挙が話題になった。キム処長は「ジュギョンボク候補の場合、反対と廃止で一貫し、代案を立て自己のアイデンティティーを表現することができなかった」と話し「これが現在の進歩・改革勢力の実体」だと話した。

色んな限界にもかかわらずロウソク政治がイミョンバク政府の強攻により消えることはないだろうと彼らは展望した。キム教授はイミョンバク政府が指示グループを結集させ残りの集団は排除する方式の’二つの国民戦略’を使っていると分析した。「問題はこのときの’二つの国民’を5対5ではなく1対9または2対8の比率で分け、とても狭小な勢力を除く残りの広範囲な国民を排除していることにある」と付け加えた。キム教授は「そのために、イミョンバク政府は今回のロウソク集会より更に大きい統治の危機を迎えるはず」だと話し、キム処長は「そのような潜在的な火種を触発できる能力を備え、幅広い信頼を得る政治・社会組織が新しく誕生するかが要」だと話した。ロウソク市民に続くロウソク組織が問題だというのだ。<終わり>(原文
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by no_kirai | 2008-08-21 01:06 | ろうそく集会(デモ/文化祭)
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