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今のソウル市庁前の「芝生広場」は、市民が投票した、市民の望んだ姿ではない

もともとの当選作だった、「光の広場」のイメージ
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以下は2004年5月3日の、個人ブログの書き込み。











ソウル市庁前広場設計公募で「光の広場」として当選されたソ・ヒョン教授の作品は、一言の相談もなく取り消しになった。「市庁前広場助成推進委員会」も知らないうちに、芝生の広場になってしまった。

李明博市長の計画取り消しを批判したいわけではない。もちろん、5月1日に始まるHi-ソウルフェスティバルに合わせるために、仕方なく当選した設計を取り消すことはあり得ると思う。問題は、下の写真でも分かるが、光の広場用のモニターを全て外して芝生を植えてしまったことにある。しかも、ソウル市は「広場を使いたければ、使用日から7~60日前に許可を貰い、行事を進め、芝生を傷つければ弁償せねばならない」という内容の条例(「市庁広場管理及び利用に関する条例」)制定を推進している。

私達にとって市庁前広場はどんな機能をしていた場所か?最近では、2002年ワールドカップの応援などもしていた。ただ、芝生を植えて観賞するための公園みたいな場所では断じてない。そこは市民がゆっくり休むための空間ではなく、市民の力を表出する場所だった。そんな場所を芝生を気にしながら使えというのか?芝生といえば、囲いの「入らないでください」という言葉が連想される。後で市民が力を合わせるべき時期が来て、市庁前に集まろうとしたとき、市庁ではこんなことを言い出すかもしれない。「多くの人が芝生を踏んだため、芝生が傷つきました。直るまで入れません!」

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以上の文章を書いたブロガーに、預言者の称号を与えます。(読んでびっくりした 笑)

以下は2004年4月の関連記事から




ソウル市庁前広場設計公募で「光の広場」で当選されたが、いきなり「芝生広場」になる「爆撃」を受けたソ・ヒョン教授(漢陽大建築大学院)は、「舞台に上がるだろうと思っていた俳優がいきなり劇場の外に追い出された気分」だとし「今回、静かに受け入れれば、後輩達にも同じことが繰り返されそうで、じっとしていられない」と話した。彼は現在、ソウル市を相手にした法律的対応を検討中だ。

設計者に一言の通告もなかった


「設計者に対する配慮がまったくなかった。去年の1月に当選を教えられ、1年近く運営と技術上の問題を解決するために奔走した上に、民間機構の市庁広場助成委員会、担当公務員達と数多くの論議を重ねてきた。いきなり態度が変わったのは、去年の12月、市長政策補佐官会議の直後だった。市長・副市長などが参席したその会議で、当選策は工事が間に合わないので保留することにし、5月の「ハイソウル祝祭」に合わせて芝生広場を臨時で作ることに決定したと知らされた。」

長い時間をかけて積み上げてきた計画案を一瞬で白紙にしながらも、設計者に公式通報は一言もなかった。「市長政策補佐官会議の次の日、担当主任が電話をしてきて、設計案は長期プロジェクトにすることになった。自分は会議に参加しなかったため、事情は分からない。参加した幹部が後で連絡する予定だと話した」しかし'幹部'の電話はなく、諦めと心配の中で、時間だけが過ぎていった。「今年の2月23日開かれた広場助成委員会の会議で、設計の技術的問題点に対する解決策を提示しろといわれたため、プレゼンテーションを用意して行った。その会議の1時間前に建設企画局長が’光の広場'は保留することにし、代わりにソウル市が自ら芝生広場を設計したと話した。」結局、会議は建前に過ぎなかったのだ。ソウル市は会議の次の日、警察と交通体系の変更を相談し、大々的な市民への広報を行い、'芝生広場'への変更は一気に進んだ。

「建築家を含め、全てのデザイナーにはあり得る問題だ。'甲'に当るソウル市最高経営者が、'乙'の位置にいる設計者をとりあえず働かせ、気に入らないからと出て行けというケースだ。」現在、建築界の専門家達は、都市連隊・文化連隊・経実連・民労堂と手をとり、市長前広場建築人対策委員会を構成した。彼らは「芝生広場」助成とその運営条例を批判しつつ、4月26日に公開討論会を進めた。

「最初に青渓川事業を先に提議し、李明博市長を支持していた文化界・市民団体の活動家達が、復元ではなく開発だったと、裏切られたと批判しているではないか。市庁広場もまた、市民のための空間を作るといいつつ、結局は市長の青渓川に続く'輝かしい履歴'を作るためのものだったと思われる。'光の広場'のモニターがもし壊れて市民達が不満を言えば経歴に傷がつくため、安全かつ迅速に芝生広場を作ったほうがリスクがないと考えたのだ。」

民間機構も建前に過ぎず


彼は事業の趣旨の変質により李明博市長が導入した色んな市民・専門家参加装置がその機能を果たしていないと指摘した。「ニュータウン事業のマスターアーキテクト(MA)、青渓川復元市民委員会、市長広場助成委員会など民間機構を立たせるふりをしつつ、決定的な瞬間には意見を聞かない。決まった日付に合わせて急いで作ることしか考えない。これは結局、参加する市民を愚弄する行いである。」
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by no_kirai | 2008-07-17 18:08 | 解説 & 番外記事
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