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警察から子供を守らないといけない国

以下は2008年5月17日にジン・ジュングォン教授が書いたコラムです。


ただ大統領が変わっただけで、国が完全におかしくなった。わざわざ国家人権委員会の解釈を依頼しなくても常識的に大韓民国の国民全ては老若男女の違いに関係なく憲法によって自分が望む集会に参加する自由と権利を持っている。ところが警察が何で罪のない学生の元を訪ね、しかも授業中に引っ張り出しては調査を受けさせるのか?その学生が何の犯罪行為をしたというのだ?聞いてみると、ただ集会の申し込みをしに警察署を訪ねただけだという。その幼い学生が授業の途中に引っ張り出され警察の調査を受けるとき、どれだけ怯えただろうか?今の李明博政権は中高生達を相手に脅迫をしている。

ただ大統領が変わっただけで国の全てが大統領の私有物と化してしまった。警察はろうそく文化祭を違法化して市民たちを犯罪者にし、放送通信委員会はポータルサイトで李明博を批判する文章を削除せよと強要し、その委員長は李明博の支持率の低下がKBSのせいだとし社長の辞退を促し、青瓦台はEBSに電話をかけe-知識チャンネルの狂牛病関連プログラムの放映を中断させ、教科部と教育庁は「集会に参加すれば不利益を与える」という脅迫と一緒に教師と奨学士を動員して学生の取り締まりに出ており、しかも区役所までもが住民達の掲げた狂牛病牛肉輸入反対プラカードの押収に出た。

ただ大統領が変わっただけで国がいきなり過去へと戻ってしまった。市民達は悲鳴を上げるが、大統領は安家で側近達に会っている。チェシジュンに会い、イジェオに会い、チョンドゥオンに会い、大統領選挙の際に外郭組織を勤めた言論人出身の人々に会い民心(?)を聴取したといっている。「安家政治」、いったい何年ぶりに聞く言葉だ?重要な政治的決定を安家で下す時代が過去にはあった。大統領個人にとってその家は安楽な家屋、安全な家屋であるかもしれないが、国民の記憶の中にその家は恐ろしい凶家として残っている。大統領が側近達に会う三清洞の安家。そこがこれから国保委の役割を果たすつもりのようだ。










いったい支持率をどこまで落とすと現実を直視するだろうか?支持率が地面を這い回っても一喜一悲しないという。男は試練を受けるほど強くなるという。自己陶酔に陥り現実感を喪失したようだ。「国民との疎通に失敗した」という反省から出た結論が「対国民広報を強化する」というものだ。一言でいうと、言論のせいで無知蒙昧な市民達が誤解をしているため、流言飛語(?)を流布する路上の扇動者を捕まえて閉じ込め、チェシジュンの指揮のもとに言論界を平定して放送界を朝中東に変えてしまえば国民との疎通の道が出来るという考えだ。放通委の横暴は5共和国時代にホムンドがやっていたことと瓜二つである。

こんな状況で前の政権のせいだとばかり述べている。少なくとも盧武鉉は、太陽系で冥王星が消えた責任すらも背負って去った男だ。少なくとも盧武鉉政権のときは、何の根拠もなく大統領を非難することを軽い「国民スポーツ」として楽しむことができた。ところが今はどうだ?いくら正しい根拠を持ってしても、大統領の政策を批判すればいきなり犯罪者となり、教室で勉強する途中に警察の調査を受けに連れ去られる。ただ大統領が変わっただけで、共和国の国民として持てる憲法の権利が、ここまで顕著に磨り減らされた。たった何ヶ月のうちに、なぜ国がこの有様になったのだろうか?

彼らは前の政権を「アマチュア」だと呼んだ。そうだ、盧武鉉政権はプロチームではなくアマチュア実業チームだったかもしれない。ならば李明博政権は?ボールを追って大勢で押し寄せる町のサッカー好きのレベルだ。李政権が間違えていることが牛肉問題だけだろうか?彼らが今まで見せてくれたことは経済、外交、国防、統一、文化などほぼ全ての分野にかけての普遍的な退行だった。どう考えても町のサッカー好きが集まったチームは、大型スタジアムが似合うチームではない。小中高を自分の相手として選んだなら、当然学校のグラウンドにいくべきではないか?

盧武鉉は朝中東と戦ったが、李明博は小中高と戦う。いったいどこの国の大統領が小中高校生を倒すというのだ。だから小学生にまで無視される。聞いた話だと街に設置された5.18市民掲示板についに大統領を非難する小学生の文章が載ったという。小学生にまで非難される大統領が他にもいるだろうか?支持率が地面に墜落するのにかかった時間とともに、最年少大統領非難の記録もまたギネスに載っても遜色がない。もはや小学校にまで警察が訪れるかもしれない。幼稚園も不安なので、事前に手を打っておいてはどうだろうか?朝中東は何をしている?早く園児達を扇動した背後の勢力を探すといい。

これが李明博政権下の国の様子である。普段、警察署にいくことのない善良な市民達が警察署からの電話をもらうと、少なからず驚くことになるのだ。警察署の調査を受けるというのは、きっと愉快な体験ではない。警察の狙いはこうやって市民達を心理的に萎縮させ、ろうそく集会の参加を防ぐことだ。他のことはともかく、警察を使って子供をいじめることだけは我慢ならない。ろうそくを持った子供達を、大人達が守らなければならない。中高生達がろうそくを持って街に集まったことには色んな見解があり得るが、どう考えても少女時代(訳注:最近の韓国のアイドル歌手)が来たといって走り出しては倒れたりすることよりは百倍は成熟した行為だと思える。それはそうと、警察から子供を守らないといけない国が果たして民主国家だろうか?

(どうか民心を読んでほしいという意味で、インターネット掲示板に載ったヌリクンの文章を総合した文章です。内容はもちろんのこと、一部の表現にも文章の著作権が名もないヌリクンにあることを明かします)

ジンジュングォン/中央大兼任教授
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by no_kirai | 2008-07-05 04:18 | ネズミ2MB(李明博大統領)
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