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韓国言論学会の言論学者65.8%が「言論を信頼していない」

以下は2008年3月31日の記事を転載したものです。(原文)


言論学者65.8%「言論を信頼していない」

京郷10周年記念アンケート…信頼度1位はハンギョレ

2008年3月31日(月) 11:11:15 クァクサンア記者


言論学者達に対するアンケート結果、「最も公正な新聞」と「信頼できる新聞」にそれぞれ京郷新聞とハンギョレが選ばれたことがわかった。反面、新聞市場の50%以上を陣取る東亜日報・朝鮮日報・中央日報はこの二つの部門(公正性・信頼性)で全て低い点数を記録した。

これは京郷新聞が出帆10周年記念に韓国社会世論研究所(KSOI)に依頼して去る3月20日から1週間、韓国言論学会(会長クォンヒョクナム)会員の190名を対象にアンケートを取った結果である。京郷新聞はこれを今日付け(31日)1面、4面、5面を使い集中報道した。









信頼度部門1位「ハンギョレ」、公正なメディア1位「京郷」


その結果、新聞と放送・雑誌・インターネット言論の中で最も公正で信頼できるメディアにKBS・MBC・京郷新聞・ハンギョレが漏れなく選ばれたことがわかった。

'信頼性'部門ではハンギョレ新聞が57.4%で最も高く、その次にKBS(45.3%)、 京郷新聞(43.7%)、MBC(41.6%)の順だった。'公正性'部門では京郷新聞が53.2%を埋め1位を記録し、KBS(46.3%)、ハンギョレ新聞(45.3%)、 MBC(36.8%)の順だった。

京郷新聞はこのことについて「これらメディアは紙面や視覚の公正な配分によるバランス感覚のある報道、政派性を排除し事実に基づいた記事、特定企業に友好的な態度を捨て様々な階層の声を反映した点が高い点数を得られたと考えられる」と解釈した。

しかし新聞市場の50%以上を埋める東亜日報・朝鮮日報・中央日報の場合、今回のアンケートの公正性・信頼度を問う質問全てから低い点数を記録したことがわかった。これら三つの新聞について言論学者達は10名の中で1名だけが「公正」だと答えており特に中央日報の場合、公正性と信頼度で10%にも満たない結果が現れた。

言論学者96.3%「韓国言論は危機」…「言論人の職業倫理・専門性を強化すべき」


今回のアンケートで言論学者達は現在の韓国言論の状況を「危機」だと診断し、「言論」と「言論人個人」全てに対して信頼していないということがわかった。

韓国言論の状況についてアンケートに答えた言論学者の96.3%が「危機」だと答えた。この中で33.7%は韓国言論が「深刻な危機」に際していると答えており、62.6%は「ある程度危機」だと答えた。

学者達は危機の原因として「特定政治勢力に偏向した態度」(49.5%)を最も多く選んでおり、「少数の言論社が言論市場を掌握する寡占構造」(20.7%)、「言論人の専門性など資質不足」(19.0%)、「広告に過剰に頼る収益構造」(10.3%)が後に続いた。

京郷新聞はこれについて「言論社の'特定政治勢力に偏向した態度'と'少数言論社の言論市場寡占'が並んで1~2位に選ばれたことは、言論学者達も韓国言論市場を掌握している一部言論社達の「理念的偏向性」が危険の域に達したことを認識しているということ」だと明かした。

言論学者達は危機回復の方法として「言論人個人の倫理意識・専門性向上」と共に「言論社の構造的な問題の解決」を選んだ。言論学者達41.1%が「言論人の職業倫理と専門性が強化されるべきだ」といい、36.3%が「特定政治勢力に偏らない公正性を維持すべきだ」と述べた。「寡占構造の改善など言論市場の環境改善」(13.2%)、「広告主など経済権力からの従属性脱皮」(8.4%)がその後に続いた。

「言論を信頼しない」65.8%…「信頼する」の2倍


答えた言論学者達の中で65.8%は言論を信頼していない。「あまり信頼していない」学者は61.6%、「まったく信頼していない」と述べた学者は4.2%だった。これは「信頼しているほうだ」(32.6%)と答えた学者と「とても信頼している」(1.1%)と答えた学者達の2倍となる数値である。

言論そのものに対するこのような不信は、言論人個人に対する不信に続くことに現れた。

「言論人を信頼する」と答えた学者に比べ「信頼していない」と答えた学者の数が2倍を遥かに上回っていた。「言論人を信頼しているほうだ」と答えた言論学者は29.5%に過ぎないが、「あまり信頼していない」と答えた者は64.2%を埋めていた。「まったく信頼していない」と答えた者も6.3%に及んだ。

一方、今回のアンケートの「京郷新聞は客観的で公正な正論詩だという主張について、どう思うか」という質問に対し応答者の79.5%(とても7.4%、比較的72.1%)が「そうだ」と答えたことがわかった。「そうではない」と答えた比率20%(まったく1.6%、あまり18.4%)の4倍に近い数値だった。
by no_kirai | 2008-07-02 07:01 | 解説 & 番外記事
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