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今回も朝鮮日報の勝ち戦


人間魚雷がなんとか、ありえない話ばっかりして防御姿勢を取っていた朝鮮日報が、ついに牙をむきました。狂牛病キャンドルデモに対する朝鮮日報の評価に、またもや騒がしくなってきました。朝鮮日報の企画シリーズ物に対し、青瓦台もまた口調を合わせ、オーマイニュースが反論シリーズを編成して対応しています。


この攻防がつづくと、これを客観的にどっちが正しいか評価しようとする人々がいますが、正直無駄あがきだと思います。これは、選挙を目前として朝鮮日報が設けた一種の政治的介入だと思われます。彼らは冷静で公平な評価をしようってわけじゃない。アジェンダを立て(選挙前に)自分たちの勢力をまとまらせようとする行為です。青瓦台がこれに同調する理由もここにあります。投票しに行きたくなる名分を与えようとしているのです。










そういった側面から見ると、オーマイニュースの対応もまた、政治的な勢力戦です。ただ朝鮮日報が先にフレームを作ったため、そのフレームの中で溺れていることが不憫というわけです。結局、客観的に見て今回のフレーム喧嘩は朝鮮日報の勝利ということになるでしょう。そもそも朝鮮日報はフレーム戦争で負けたことが殆どありません。

考えてみてください。朝鮮日報の目的は、季節外れの狂牛病の話題をまた掘り返すことではありません。朝鮮日報の狙いは(選挙前に)4大河、天安艦の話題を抑え込むことにあります。狂牛病=無責任な反対論理というフレームをかけ、4大河疑惑と天安艦疑惑もまた無責任な疑惑提議という認識にしようってわけです。

ならばこれが選挙に影響を及ぼすでしょうか?当然、とてつもない影響力を及ぼします。選挙は勢力と勢力の対決だからです。結局、朝鮮日報のアジェンダは広い意味では(自分たちの)核心勢力にはメッセージ伝播の意欲を与え、中間階層(スウィングボーター)には混乱と不信をもたらし、彼らの意欲を落として投票率低下をもたらすでしょう。

オーマイニュースがいま急ぎ足で反論戦を繰り広げ、散らばった勢力を集めてみようとしています。しかし、これは得策ではありません。オーマイニュースのやり方を見ますと、朝鮮日報の間違いを暴くという形で対応しているのですが、このような対応はあまりにも消耗的になってしまうからです。インタビューの真偽、歪曲、誇張が酷いという論争では、決して(朝鮮日報の)アジェンダを打ち破ることができないのです。

朝鮮日報が、このようなオーマイニュースの反論を相手取るはずもありません。そしてこれからも無責任な批判と反対がもたらす被害例を並べることでしょう。このように状況が進み、選挙が終わると結局は状況終了というわけです。



なぜ朝鮮日報はアジェンダ戦で常勝するのか。二つの理由があると思います。

一つは、それだけ構成員の質が優れていることです。戦略的に優秀な資源があり、その資源を支える財政的な支援もあります。戦争にて兵力が多く武器が優れ良い指揮官があれば、勝利は必至です。結局、いわゆる進歩言論がアジェンダ戦で朝鮮日報に迫るためには、内部資源をちゃんと育成するプログラムを備えるべきなのです。

正直な話、今のように進歩のたまり場のような役割をしているだけでは、いつまで経っても喧嘩には持ちこめません。数年前から話していることですが、ハンギョレ、京郷、オーマイのやり方は市場進入に失敗したということを認めるべきです。そうしないと新たな人材がそのバウンダリーに進入できません。

二つ目は、社会的影響力の戦いを先に制しているからです。多くの人々が、朝鮮日報の取材に対し、特に意図はないだろうと判断します。そして後から記事を見て呆気に取られます。今回のインタビューに応じた人たちも、すべてそういった話をしていました。いったい何故そうなる?それは、それだけ朝鮮日報が社会的影響力の戦いを制しているということです。

朝鮮日報には、相手に朝鮮日報を認めさせる無数の釣り道具が存在します。人間関係による説得、朝鮮日報を利用して名声(または商売)に役立てるという誘惑、誤解は解こうといった類の妥協が、朝鮮日報の強みです。

ひとつ例を挙げたいと思います。10年ぐらい前でしょうか。ゲーム会社の広報の仕事をしていたころですが、ある日、「少年朝鮮日報」広告営業担当者から電話が来て、昼食を一緒にしようというのです。広告屋からご飯どうですと言われるのは茶飯事でしたし、特に迷うことなく応じたのですが、話の半分は広告の話ではなく、バン社長が拘束されたことについてでした。自分たちはみんな飢え死にする、ひどいんじゃないか、という話をされました。

後から調べると、そのような形で人々を全国的に動かしたことがわかりました。朝鮮日報の記者たちも(政治部の記者たちは会ったことがないのでわかりませんが)皆すごかったです。特にITや文化系の人たちは凄腕です。そして自分たちは朝鮮日報の政治論調などにはさっぱり興味がなく、新聞のクオリティにばかり気を配っていると話します。(普段はそうだろうと思いますが、お達しがあればどうなるでしょう?)

このような方式で朝鮮日報は、社会のあちこちにネットワークを形成し影響力を行使しているのです。このような試みが黙示的容赦を生み決定的な瞬間に朝鮮日報の影響力に役立出せるのではないでしょうか。これが朝鮮日報の力です。


今回のことを見ますと、進歩言論はまだまだだと思わざるをえません。天安艦の件だけを見ても、進歩言論の取材能力を懸念せざるを得ないのです。情報が徹底統制された状況だとしてもこれは頼りなさすぎです。言論がもう少し突っ込んで暴れることをしないため、ネティズンらの話がすべて無責任な仮説となり果てるのです。

朝鮮日報の究極的な目標は、ネティズンが勢力かすることを防ごうと言うことです。これらが一つの政治勢力化して選挙に集中することを防いでいるのです。それえネティズン(ロウソク)=無責任というフレームを設けたいのです。これが今さらな狂牛病企画の本質です。(後略)
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by no_kirai | 2010-05-13 10:39
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